このページは、Internet Explorerには対応していません。
セキュリティ上の理由から、Microsoft Edge、Google Chrome、Safari、Mozilla Firefoxなどの最新のブラウザをご利用いただくことをお勧めします。
ボリューム相関
VGSTUDIO MAX
シンプルかつ直感的な方法で、初期ボリュームと変形後ボリュームの間における変位を定量化します。VGSTUDIO MAXのボリューム相関を使用することで、実際のコンポーネントの負荷に基づいて、試験や部品の変形を分析するために、あるボリュームから異なるボリュームまでの各ボクセルの動きを計算できます。ソフトウェアでは局所的な変位とひずみテンソルを計算し、変位矢印やベクトル線で変形や動きを可視化します。また結果を有限要素（FE）メッシュにマッピングすることで、シミュレーションの検証が可能になります。
部品のクラックを特定します。半自動のクラック検出を使用すると、スキャンでクラックを数値化できます。複数のスキャンを使用すれば、データセットを比較したり、肉眼では見えない欠陥を検出できます。
ボリューム相関の特徴
ボリューム相関：
- 様々な状態の体積を相関させて、変位とひずみを計算します。
- 材料科学の材料モデルに適合、または検証するために、局所的なひずみを定量化できます。
- 複合材料の損傷を検出するための強力なツールであり、2つの異なる状態のグレーバリューを比較することで小さな亀裂を可視化することができます。
- 生命科学の様々な状態間で骨などの照合して、成長やその他の構造変化を研究できます。
- 同じ画像モダリティ（例えば、2つのCTスキャン）または異なる画像モダリティ（例えば、CTスキャンとMRI）のボリュームを一致させるための2つの異なる相関アプローチが提供できます。
変形を定量化
変位とひずみ
変位とひずみを計算して可視化します。
ボリューム相関解析では次のことができます。
- 非線形変換から局所的な変位 を計算できます。
- コンポーネントごとに、または変位の大きさに基づいて、各座標方向のローカル変位を可視化して測定できます。
- 3Dローカルひずみテンソルをコンポーネントごとに可視化できます（xx、yy、zz、xy、xz、yz）
- ミーゼスひずみや、最大、最小の主ひずみを計算します。
ローカル変位を 可視化して測定する
次元のローカルひずみテンソル成分を可視化する
有限要素（FE）メッシュ
ひずみをシミュレーション結果と比較したり、材料モデルを適合させたりするために、局所的な変形またはひずみをFEメッシュに直接マッピングできます。VGSTUDIO MAXはマテリアルモデリングのための強力なツールになります。
VGSTUDIO MAXでは次のことができます。
- 結果をシミュレーションと 直接比較できます。
- 材料モデルの確からしさを検証および改善できます。
- Patran、NASTRAN、またはAbaqusメッシュを読み込み、シミュレーションに使用したのと同じメッシュにひずみをマッピングできます。
- 長方形メッシュをすばやく生成して、特定の領域のひずみを平均化し、その結果を解析モデルに利用できます。
- マッピングの結果を VGSTUDIO MAXボリュームメッシュモジュールが生成したメッシュにマッピングできます。
- シームレスなワークフローで、まったく同じサンプルの繊維配向や繊維体積分率などの微細構造情報を同じメッシュにマッピングします。
材料モデルの検証（またはフィッティング）のワークフロー
ヒストグラム
すべてのローカル機能を使用して、 選択した関心領域のローカルヒストグラム、またはボリューム全体のグローバルヒストグラムを作成できます。ヒストグラムを使用すると、解析領域全体の変位とひずみの分布をグローバルに定量化できます。
欠陥の検出
ボリューム相関解析で次のことができます。
- 微細構造内部の亀裂など、肉眼では見えない非常に小さな欠陥を検出できます。
- これらの亀裂を表面、体積、形状*ごとに分離して定量化し、その結果をモデリングに利用できます。
- VGSTUDIO MAXで利用可能なさらなるマテリアル解析機能で、損傷していないサンプルから、繊維配向やボリューム率などの微細構造の完全な情報を取得できます。
*欠陥/介在物解析モジュールが必要です
メリット
汎用性
- In-situ試験でのひずみ測定が可能となり、FEシミュレーションの材料モデルを検証できます。
- ファイバー間の小さな亀裂などの損傷を検出できます。
- 耐久試験前後のサンプルデータを比較することにより、内部の損傷を見つけることができます。
正確性
- サブボクセルの精度で3D変位を測定します。
- 低コントラストのデータセットでも正確な結果を提供します。
容易性
- グラフィカルなイラストにより、タスクに最適な設定を すばやく簡単に見つけることができます。
- ボリューム相関の結果をFEメッシュに簡単にマッピングし、.csvファイルに書き出すことができます。
- カラーオーバーレイまたはディスプレイスメントラインで、卓越した可視化を実現します。