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ボリュームグラフィックスのソフトウェアは、ユーザーの製品を詳しく検査するお手伝いをします。コンポーネントをあらゆる面から捉える産業用CTは、理想的なツールと言えます。VGのソフトウェアは、オブジェクトの撮影中に取得する莫大な投影画像から3次元のボリュームを再構成します。ボリュームには全てのマテリアルおよび幾何的情報が含まれます。
CTスキャナで生成されるボリュームの最小要素はボクセルです。ボクセルは、画素の3次元に相当します。各ボクセルがグレイバリューを持ちます。グレイバリューは通常、X線の吸収量に対応するため、マテリアルを知る上で役立ちます。ボクセルが暗いほど、マテリアルの透過性は高くなります。例えば、空気は黒で表され、鉛は白で表されます。マテリアルと空気の間が面です。マテリアル境界はグレイバリュー1つで定義されます(デフォルト)。
特に詳細で精度の高い面の定義では、周囲のボクセルのグレイバリューを考慮して、ボクセルのグレイバリューを処理します。この 拡張面定義 の結果、局所グレイバリューで定義されるマテリアル境界は、更に細部まで表示できます。ボクセルより小さな詳細も可視化されます。
ボリュームグラフィックスのソフトウェアでは、1つのアプリケーションでボクセルとポリゴンデータの両方を表示・解析できます。弊社製品は点群やメッシュ、CAD*といった3Dファイル形式に対応しているためです。時間のかかるデータ変換作業はもう必要ありません。
*VGSTUDIO MAXは標準でSTEPとIGESをサポートしています。オプションモジュールの導入でネイティブなCAD形式とPMIもご利用いただけます。
再構成ボリュームは解析や可視化の精度を左右します。ボリュームグラフィックスのCT再構成は、CTスキャナで撮影した画像から短時間で精度の高い3Dボリュームデータを算出します。
ボリュームデータはスキャンしたオブジェクトをそのまま、3Dオブジェクトとして取り扱います。このためボリュームグラフィックスのソフトウェアでは、オブジェクト操作や解析の実施、データの可視化に様々なオプションを用意しています。オプションモジュールはソフトウェアの解析機能を向上させます。これにより、元のボクセルデータを基にマテリアルや形状に関する様々な解析を実施できます。
いわゆるVGLカーネルがボリュームグラフィックス製品の中心にあります。ボリュームデータセット(例:CTスキャン)やポリゴンデータセット(例:CADモデル)を任意の数だけ1つのシーンに描画できます。写真のようにリアルな描画をボリュームデータやポリゴンデータに適用します。様々なクリッピング機能で可視化したオブジェクトの内部を「見て」調査できます。
工業 分野でも サイエンス 分野でもボリュームグラフィックスのソフトウェアが支持されています。